製品概要
IRIS Analyzerは、IRIS Enterprise DB(以下IRIS DB)に保存された各種データを特定のキーワードで検索したり、統計を分析できる環境を提供します。
ユーザーは、システムの異常探知、セキュリティモニタリング、顧客のパターン分析などの多様な機能をIRIS Analyzerを通じて迅速・簡単に活用できるように設計されています。
IRIS Analyzer アーキテクチャ
従来は、データを抽出しフォーマットを変更するなど付随業務が多く、プラットフォーム適用の限界がありデータサイエンティストが使い慣れているオープンソース分析ツールを活用することは困難でした。そこで、IRIS Analyzerはこのような問題点を解決するために“エンドツーエンド”型に最適化された環境を構築しました。
IRIS Analyzer 分析プロセス
特長
- 異常探知(Anomaly Detection)ベースの高性能分析エンジン搭載して分析を迅速/簡単に!
- RAWデータのサマリー用SQL及び全文検索のサポート、データ分析のためのサンプリング
- データ検索後の統計及びチャートを通じて異常な状況を直観的に分析可能
- データサイエンティストが開発エンジニアのサポートなしで、直接データをブラウジングしてインサイトを得られる
- オープンソースツールと連携し、分析後の全数データに適用するプロセスの簡素化
異常探知
IRIS Analyzerのデータブラウザ検索画面にて、特定カラムに対する ‘異常探知‘ 機能を即時実行
上図のように、該当コラムから最低限の段階でユーザーが迅速・簡単に異常値を把握することができます。
一番右の図(Heatmapチャート)に表示されたスコープを通じて、異常値の発生可否や分布を一目で確認でき、分析結果を直観的に認識可能です。
優れた視覚化機能
視覚化分析ツールは、分析しようとするデータの各コラムをGUI画面でユーザーが指定したフィルターを組み合わせて視覚化することにより、分析結果を簡単に理解でき、より素早い意思決定ができるインサイトを提供します。
多数の分析シナリオに合わせて、優れた視覚化機能が備えられています。
対話型分析
Zeppelin, Jupyter, R-Studioなど 各種オープンソース分析ツールが用意されていますので、データサイエンティストが使い慣れたツールをそのまま使うことができます。
データモデル機能
IRISで管理するデータセットから特定コラムのみ選択し、コラムのタイプを変更するなどの作業により、自分に必要な形態からデータモデルを作成することができます。
ユーザーの目的に合わせて一つのデータセットから複数のデータモデルを作ることも可能です。
効果
- 分析業務の生産性増加
- 統合データ分析ツールの提供
- 業務中心の直観的UI構成
- データ共有の自由度が高い
- セルフサービスの分析環境を提供
- 開発エンジニアのサポートが不要
- ビックデータ レイクに直接的にアクセス可能
- データ探索を簡単にできる
- TCO削減
- 開発業務の最小化
- 分析業務所要時間の画期的な短縮
- 維持管理費の節減